連載コラム【第2回】自分を知るということ

こんにちは。

 

先週、就活って何するのかについて、ざっくりとした大まかなことを記載させていただきました。

 

そもそも就活って何なのか、今の段階で何をすべきか、をお届けしましたが、いかがでしょう?皆さんの中でなんとなくのイメージが出来てきていれば幸いです。

 

 

もしまだ前回記事を読まれていないようでしたら、ぜひ一度ご確認くださいね。

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さて、前回の記事の最後の部分で、「自分について知りましょう」という話で終わりとしていました。

 

ただいきなりそんなこと言われても、普段したことないし、やりだしたら切り無いし、、、という形で陥ってしまう人が多くでやすいのも事実です。

※実際数名の方々からお問合せのご連絡をいただきました。

 

 

なので今日はその「自分を知ること≒自己分析」についてのお話をしようと思います。

1.どこまでやればいいのか


自己分析のやり方、をウェブで検索したり本屋さんで探したりすると実に色々な手法が紹介されています。それらを見ていくとまたいろいろやり方があって、しかも会社の説明会に行くとまた違ったやり方があったりなかったり。とりあえず紹介されたやり方をやってみて、過去を振り返ったり、友達に話を聞いたりとやってきた方もいるかもしれませんが、ふと思ったりしたこと有りませんか?「どこまでやれば良いんだろ?」と。

 

 

自己分析って言葉はよく聞くけど、

やっていく最中に「あれ、これで結局どーなるんだっけ?」となってしまうことが、これは非常に多くの人に起こりうることです。

 

 

色々紙に書いたけど、それをどう使うか結局良くわからなくなってしまった経験、ありませんか?

 

はじめたは良いけど、なんかどこで踏ん切りつけていいか分からなくなってしまってはいませんか?

 

 

 

自分を知る自己分析のゴールはどうすれば迎えられるのか、という点について、まずはお答えしようと思いますが、、、筆者の答えとしては恐らくゴールはないでしょう。

 

 

答えになって無いじゃん!!と文句を言われそうですね。この作業自体はどこかで区切りをつけなければ他には進めなくなってしまう可能性もあるので、区切りをつけるタイミングはありますが、自己分析の終わりはどこ?と聞かれると、それはいついつで~、という簡単な話ではないと思っています。

 

 

前回の記事の中で僕は「決断」のするための準備を、という話をしました。その準備というのが自分を知る自己分析となります。つまりこの自己分析という作業に区切りをもし付けるとするなら、それは「決断」が出来るようになってきたタイミングです。

 

自分を知るって簡単に言っていますが、皆さんはどれだけ自分のことを知っていますか?人からどう見られているか知っていますか? 自分のことは自分が一番よく知っている、と思うかもしれませんが、いざ自分のことを人に説明してくださいとなると難しく感じませんか?

 

就職活動の一般的な流れは恐らくこうです。

「企業と接触を持つ(説明会やインターンシップなど)企業のことを調べる(企業研究)採用試験への参加を登録する(エントリーをする)試験を受ける(SPI、エントリーシート、面接など)合格通知(内々定)企業への連絡(入社連絡)内定式」

皆さんは就職活動の最終目標は、「望む企業を見つけ、そこから内定を取り、入社すること」だと思います。エントリーシートや面接への対策は段階としては中盤~終盤にかけてです。最初の段階である「望む企業を見つける」段階つまりどこにエントリーするかを決めるにあたり、皆さんは何をもって企業を選ぶか、、、それをあやふやに決めてしまったとき、「どうしてこの会社を志望するのですか?」という面接での問いになんて答えますか?

 

 

なので、ひとまずの区切りとして、目指すゴールは「自分がその企業を選んだ理由が人に説明できる」ところまで、自分を知ることが出来れば御の字だと思います。ここを目指してみましょう。

 

 

ただこれで自己分析完了!とはなりません、というかしないで下さい。最初に自己分析に終わりはない、という非常に歯切れの悪いことを話しておりますが、就活中、(もしかしたらこれからずっと)やり続けていくことかと思います。

 

 

自己分析というと何か仰々しく聞こえますが、簡単に言えば自分との対話です。これからの人生の中で様々なライフステージを迎えていく時に、自分を客観的に見てどうしたいか、どうするのかを判断していく必要があります。それはこれからの社会人生活の中でも多くの場面があるでしょう。

 

そういうことがあるので自己分析に終わりはないという話をさせてもらいました。

 

ただ前段で話した通り、区切りをつけながら進めていかないといけないので、就活の中の一区切りとしては「自分がその企業を選んだ理由が人に説明できる」というところまでとしてやってみましょう。

2.どう進めるのか


では実際にどうやって進めていくかの話です。

 

巷で様々な手法があると思いますが僕がおすすめするやり方は「橋渡し方式」の自己分析方法です。

 

橋渡し方式って書きましたが、この名前が一般的な名前かは不明です、筆者自身がそう呼んでいるだけです。

 

ざっとの進め方は以下の通りです。

 

【準備する者】

付箋・紙(A4で3~5枚程度)・ペン(黒)・色ペン(あると分類わけがやりやすいです。)

 

【進め方】

①紙を半分にするような縦線を一本引きます。

②左に自分の長所や好きなことや楽しいことといったポジティブな要素を付箋に書いて貼り付けます。30個書き出しを目標に頑張りましょう。

③右に自分の短所や嫌いなことやつまらないことといったネガティブな要素を付箋に書いて貼付けます。こちらも30個書き出しを目標に頑張りましょう!

④書き出したものを眺めながら、似たような単語や意味付けをして繋がりそうな単語をまとめてグルーピングしていきます。目標としてはポジティブ、ネガティブを合わせて5個前後くらいまでまとめ、新たな紙の中心に縦に並ぶよう貼付けしましょう(※注1)

例:ポジティブ系の言葉を書き連ねた左側に「責任感がある」「物事最後までやり遂げる」という言葉があったとして、なんかつながりそうだなと感じた言葉たちがあればそれをどんどん一つのグループ分けをしていきます。

⑤それぞれのグループに名前をつけましょう。例:「責任」「プライド高」「人見知り」などなど

⑥それぞれのグループ一つ一つを確認しながら、それらの特長が最も顕著に表れた昔の思い出(エピソード)を付箋に書き、左側に貼り付けましょう。(※注2)

例:「責任」→〇〇部の部長に立候補し、全国大会を目指して~~などなど。

⑦それぞれのグループを一つ一つ確認しながら、今度は右側に、それがこれからどんな場面で活かせそうかを書いていきましょう。

⑧最後に左から順に読み返してみて、自分の中に過去→現在→未来のストーリーが出来上がるか確認してみてください。

 

以上です!文章だけだと中々伝わりづらい部分があるかと思いますが、、分からなければぜひお問い合わせくださいね。

2点ほど注意点です!進め方の中に「※注1」「※注2」とありますが、それぞれ補足説明があります。

※注1:グルーピングをする際、書き出した30個(計60個)を5個前後にまとめるのはかなり大変です。可能な限り、大きな枠組みで捉えていきましょう。また1つ2つ余ってしまうものがある場合、それらについて自分自身がさほど強い思い入れを持っていなければ一度検討から除外していただいて構いません。

※注2:各グループに対しエピソードを出す際、全て違うエピソードに変えなければいけないということはありません。同じエピソードで構いません。但し、あくまで無理のない範囲で、無理やりなこじつけがないようにお願いします。

 

もしこの作業をした際に、恐らく皆さんの手が止まってしまう部分は最初の「30個を目標に書き出しましょう」だと思います。30個、はかなり大変です。10個くらいならまだ楽に出てくる方もいるかもしれませんが、30個ポンポン出てくる人はすごいと思います。筆者は同じようなことをやった際に5個くらいで止まってしまいましたので。。。ただこれは捻りだしてください。そしてここに関してはダラダラやらない方がいいです。30分くらいの時間を限定して集中してやってみてください。小さなコアな部分をつくようなものばかりでも構いません。この部分に関しては30個出すんだ!という気合でやってください。

 

なんでこんなことやるのかというと、捻り出すことに意味があります。パッと浮かぶものたちは、こんな面倒なことしなくてもきっと浮かびます。皆さんの頭を持ってすれば容易いことでしょう。ただその表面的な部分ではなく、心の奥底に思っているものについては何か、そこを自分で探ってほしいです。きれいなかっこいい言葉じゃなくたって良いんです。ホントにあなたの好きなことは何でしょう?夢中になれるときはどんなときでしょう?それはどうしてですか?ぜひそこを掘り下げてほしいです。昔話のエピソードやこれから何に活きてくるかについては、絞り出した皆さんの特長を使ってつなげれば(橋を渡せば)良いので、それは休憩はさみながらゆっくり考えていきましょう。

 

就職活動における自己分析の一区切りをつけるなら、まずはここだと考えます。まだ今なら時間があります。余裕があります。そのうちに出来るところからコツコツと進めていきましょう。

 

いかがでしたか?

 

何となくわかったような、けどこれで合ってるのかどうか分からない!ということであればぜひ当社のお問い合わせフォームよりご相談下さい。

 

またFacebookやTwitterでも公式アカウントを設置しておりますので、そちらからでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

ではまた次回、10月入ったころにお会いしましょう!!